サンパウロを中心とするブラジル音楽の新潮流、ノーヴォス・コンポジトーレス(Novos Compositores)。そのシーンを牽引するダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートが、2度目となるBlue Note Tokyo公演を行った。ソロ・シンガーソングライターとして活動していたダニ(娘)と、ピアノの指導を続けてきたデボラ(母)を中心に結成され、2013年にデビュー・アルバム『UM』を発表。2015年には『GARRA(ガーハ)』が、J-WAVE「NIPPON EXPRESS SAÚDE! SAUDADE..」と世界の音楽情報誌「月刊ラティーナ」共同主催の<2015年ブラジル・ディスク大賞>の第一位に輝いた。ニュー・アルバムではさらに成熟したサンバ・ジャズを提示、瑞々しく深みのあるサウンドに磨きをかけている。

2016 11.6-7
at BLUE NOTE TOKYO
Photo by Tsuneo Koga